

熊本地震が教えてくれたもの
熊本地震から2カ月という止まることのない時間は、涙とともに雨を降らし、梅雨の晴れ間には眩しいほどのキラキラ太陽を照らしながら、緑に芽吹く阿蘇の雄大な大地を輝かせています。 失ったもの以上に、私達家族の心には、大勢の方々から、心の込もった優しさ溢れる想いが沢山届きました。その想いが、今私達家族の頑張る底力となり一日の重みに感謝しながら生きています。 もしも、自分の命余が残りわずかと宣告されたならば、私は今日という一日を全力で生きることでしょう。 どんなに子育てでイライラし、怒り、爆発してしまいそうになっても、大切な子供たちを全力で愛し抱きしめることでしょう。 「ママ、ママ、ママ」私を求める三人の声に手を止め、腰を据え、じっくりと一人一人と向き合う時間を一番に優先させることでしょう。 そして愛する家族の心に自分が残せるものは何か?必死に考え、今日を丁寧に大切に生きることでしょう。 大地震が教えてくれたのは、決してあたりまえではない今日を自分のため、愛する家族のために、精一杯生きること。かけがえのない一日への感謝でした。 大地震の後、家には住めなく、水